【開催レポート】一関市IT活用セミナー「DXで企業の未来を拓く」を開催しました!

2025年IT活用セミナーアイキャッチ画像

2025年12月17日(水)、岩手県一関市のホテル松の薫にて、一般社団法人デジタルラボ一関が主催し、一関市および公益財団法人岩手県南技術研究センターと共催する
「一関市IT人財育成プログラム事業」セミナー 『DXで企業の未来を拓く』 を開催いたしました。

当日は、地域企業の経営者・管理職・技術者など約70名の方々が参加し、会場は熱気と関心にあふれました。
若者の市外流出、人材不足、原材料やエネルギーコストの高騰といった地域産業を取り巻く課題に対し、
「デジタルによる経営変革をどのように実現していくか」をテーマに、講師陣による講演とパネルディスカッションが行われました。

講演の部

講演の部(15:30〜17:00)では、DX推進の3つの視点から専門家3名が登壇し、地域企業の実践的なデジタル活用事例を紹介しました。

相澤謙一郎氏(タイムカプセル株式会社代表取締役)

相澤謙一郎氏(タイムカプセル株式会社代表取締役)の講演風景

最初の講演は相澤謙一郎氏による「DXで経営改革〜DX推進する際の注意点とビジネス創出のヒント〜」。数多くのアプリ開発実績を基に、中小企業がDX導入でつまずきやすいポイントを解説。

中小企業向けに「小さく始めて継続する」重要性を強調し、デジタルを活用した新たな価値創出の手法を紹介しました。

大薮悟志氏(株式会社Gene取締役)

続いて大薮悟志氏が登壇。本来予定されていた坂東大毅代表取締役の代理として、「地域だからこそのDX〜日本らしさの追究と、AI時代になにをしていくべきか〜」を講演。

地域特性を活かしたデジタル活用の事例を紹介し、AI時代における中小企業の方向性を具体的に提示しました。

大薮悟志氏(株式会社Gene取締役)の講演風景

青柳伸宏氏(Siwakee株式会社代表取締役社長)

青柳伸宏氏(Siwakee株式会社代表取締役社長)の講演風景

最後の講演は青柳伸宏氏による「中小企業のデジタル活用における課題と明日からできる経理業務の効率化」。経理業務を中心としたバックオフィスの改善策を解説。

帳票処理の自動化やクラウドツール活用など、即実践可能な手法を詳細に紹介しました。

パネルディスカッションでは

講演後のパネルディスカッション(17:00〜17:40)では、「人口減少と市場縮小の中で一関市の企業が競争力を持つための条件」をテーマに議論が展開されました。

3名の講師(相澤謙一郎氏、株式会社Gene 大薮悟志氏、青柳伸宏氏)と、一般社団法人デジタルラボ一関の堀内大氏がパネラーとして登壇。

参加者からの質問も交えた活発な意見交換により、地域企業が直面する課題解決策と未来像について、多角的な視点から深掘りされました。

パネルディスカッションの様子

交流の部では

セミナー終了後には、講師と参加者による交流会を開催。業界の垣根を超えた活発な意見交換が行われ、新たなビジネス連携やDX推進のきっかけづくりの場となりました。

参加者約60名が熱心に名刺交換や情報共有を図り、盛況のうちに終了。

開催にあたっての御礼

ご参加いただいた皆様、講師各位、共催・後援各団体に心より御礼申し上げます。

デジタルラボ一関では、今後も地域企業のDX推進とIT人材育成に向け、継続的なセミナー・研修を開催してまいります。

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